明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
昨年のことではありましたが、
『膝が腫れている』という患者様がいらっしゃいました。
何か変な感じなので診てほしいと・・・
もともと、膝が悪いとの事でしたが、診てみると通常の関節の腫れとは違いました。
その患者様は
『旅行に行ったり、家の用事だったり大変忙しくし、疲れていた。』
『温泉に何回も入った。』
『身体は垢すりでゴシゴシ洗う。』
と言っていました。
膝や肘など、関節に負担が掛かり腫れることもありますが、
上記の言動と、熱感、硬さ、境界の明瞭性などのエピソードを考慮し、細菌感染が疑われたので皮膚科に紹介状を書きました。
ただの腫れだが、されど腫れ
皆様、蜂窩織炎(ホウカシキエン)ってご存知ですか・・・?
簡単にいうと、皮膚の見えないような傷から、細菌感染が起こり腫れてしまうという病気です。
初期であれば、薬を飲んだり塗ったりすれば比較的早く良くなる病気ですが、放っておいたりすると重症化し、全身の発熱、倦怠感・・・菌が全身に回れば敗血症という病気になり、死ぬこともある病気です。
(40~500人に一人に起こる。足に多いが、全身何処でも起こりえる。)
こちらの患者様も散々悩んだ挙句、『関節の腫れ=接骨院』という感じでいらしたそうですが、上記の説明をし皮膚科に行って頂くようお願いしたときはビックリしておられました。
幸手市にある皮膚科の医院では、大変ご丁寧に診察していただきとても感謝致しております。
患者様も喜んでおられました。
ありがとうございました。
皆様、どんな小さなことでも放っておくと大事になることがあります。
今回は細菌感染でしたが、私が日頃から申します通り、それは肩こり・腰痛などの慢性疾患でも同じです。
『いよいよになったら治療に行くから大丈夫。』と、よく耳に致しますが、
その『いよいよ』の状態が、手遅れでなければ幸いです。
どんな症状も軽いうちに治療することにより、
時間
お金
労力
将来の笑顔
に、大きく差が出ますので、お気をつけ下さい。
きりん接骨院では、当院では扱えない症状、病気などは適切に関係医療機関に紹介させていただいておりますので、どんな些細なことでも構いませんので、お早めにご相談くださることを重ねておススメ致します。
お電話ありがとうございます、
きりん接骨院でございます。