こんにちは。
北葛飾郡杉戸町のきりん接骨院です。
患者様からちょいちょい
運動は何をやればいいの??
って、聞かれるのですが、ワタクシはいつも手軽にできるウォーキングをおすすめしています。
なにせ
無料(タダ)だし、
簡単だし
準備も要らないし
どこでもできるから。
(°д°)はっ?
って思われた方も多いかもしれませんが、続かなくてはしょうがないので、簡単に始められるものが一番良いのです。
さらに言えば、
本当のところは、皆様の希望が一番多いからなんです。
またまた、(|| ゚Д゚)??
って、なった方も多いかもしれませんが
きりん接骨院にて、『運動は何をしたらいいですか?』って、聞かれるので
『どうして運動をしたいのですか?』と、お聞きすると、
多くの方は、『将来も寝たきりにならずに、自分の足で歩いていたいから』と応えるんです。
世の中にはいろいろな運動指導がありますが、
サッカー選手になりたい子に、野球は教えませんよね・・・?
スクワットなど、筋トレも良いと思いますよ。
でも、将来オリンピックに出るわけでもあるまいし、歩いていたいなら歩く練習ををするべきなんです。
だから、ワタクシはウォーキングをおススメするのです。
若い方で、
体重を落としたい。
日頃の運動不足の解消をしたい。
という方々にも、ウォーキングはとても効果的です。
ぜひこの秋から始めてみてはいかがでしょうか?
ウォーキングとお散歩は全く違います。
皆様及び、各団体の色々な取り組みを否定するわけではありません。
お散歩ももちろん
気分転換やリフレッシュ、痴呆症防止効果はご存知の通りです。
しかしながら、こと運動について言えばお散歩は運動とは言えないのです。
ワタクシが運動として推奨しているウォーキングは、腕をよく振り、歩幅を大きく取り、汗をかくような歩き方をすることです。
腕を後ろに大きく振れば、
上半身の運動やストレッチ効果が生まれます。
歩幅を大きく取れば、
太ももや股関節のストレッチ効果、歩く為の姿勢の改善に役立ちます。
少し汗をかくくらい頑張れば、
代謝が上がり、肺活量が上がり、エネルギーを消費します。
ただのお散歩では、これらの効果は見込めず、ただ疲れるだけになってしまうのです。
皆様の想像の中のお年寄りは
各関節が固く、歩幅が小さく、足は上がらず、チョコチョコ歩き、声は小さく、体力もない・・・って感じではありませんか?
ウォーキングでは、これらすべてを予防する効果が期待できるのです。
どれくらい歩いていますか?
当院には腰痛やひざ痛の方も多く来院されますが、その中で痛みの原因などを探すときに、何か運動をしていますか・・・?と質問をします。
患者様の中には、
『1万歩歩いています!』
とか、
『犬の散歩を毎日しています。』
『1時間半歩いています!!』
『仕事で1万5千~2万歩歩いています!!!』
って、得意げにお応えになる方も多いです。
いつも、『歩きすぎですよ。』『やりすぎですよ!』『それでは意味がないんですよ!』って、お話するのですが、中々納得してもらえないんですよね。
いつの頃からか始まった一日1万歩神話の牙城を、中々崩せないのです。
人は少し疲れる程度の運動をして、回復させることにより身体が強くなっていくものです。
回復しないうちに負荷を掛けることによってその負担は蓄積していきます。
蓄積していった負担は、身体を動かすことを阻害し、身体が『もう動かしたら危ないよ!!』って、信号を出すようになるのです。
それが、痛みなのです。
もう一度いいますよ。
やりすぎなんですよ。
意味がないんですよ。
疲れさせているだけなんですよ。
きりん接骨院では、
15~20分の運動としてのウォーキングをずーーっとおススメしてきました。
運動としてのウォーキングとは、つまり早歩きということです。
できるだけ歩幅を大きく、腕を後ろに振る。
コレだけで運動は十分なのです。
これは、ワタクシが経験により感じていたことです。(お前の経験なんて当てにねーよ!と、いわれそうですが)
それを言い続けて10年・・・
後出しではありませんよ。
なぜ、今それを記事にしたかって・・・?
それは、最近興味深い研究結果が発表されたからなんです。
1万歩歩けば健康、のウソ。
以下は
米国の医学雑誌「メイヨー・クリニック紀要」オンライン版(Mayo Clinic Proceedings doi: 10.1016/j.mayocp.2019.04.039)に掲載された信州大学医学系研究科、増木静江教授らのグループによる論文【信州大学学術研究院医学系特任教授・能勢博/メディカルノートNEWS & JOURNAL】
に、令和元年8月30日に寄稿された最新の情報です。
とっても簡単に説明すると・・・
679人の中高年者(男性196人、女性483人、平均年齢65歳)に※インターバル速歩の研究を実施
結果は
- 週平均早歩き時間が50分まではそれに比例して体力が向上。それ以上早歩きをしても効果はナシ。すなわち、頭打ちになる。
- 体力を向上させるのは「早歩きを何分やったか」に依存し、いくら長時間普通歩きをやっても(何歩歩いても)ほとんど効果がない。
- 「早歩きも週合計50分で十分だ」
- ・高血圧症
・高血糖症
・肥満症
・脂質異常症などの生活習慣病を改善するのも「早歩きを何分間やったか」「その結果、体力がどれほど向上したか」に依存し、いくら長時間普通歩きをやってもほとんど効果がない。
ということになったのです。
【注)インターバル速歩
早歩きをずーーっと続けるのがしんどいという方におススメの歩き方。
「ゆっくり歩き」と「早歩き」を3分間ずつ、交互に繰り返します。】
万歩計より時計が大事。
今までは万歩計で今日は○○○歩歩いたから、頑張ったなー!って、思ってた方。
思い切って万歩計を捨てましょう!(そこまですることはありませんが。。)
繰り返します!
- 体力の維持向上を目指すのであれば、だらだら歩きはダメなのです。
- 長時間の普通歩きは全く効果なし。
- 15~20分の早歩きを週3回ほどやりましょう!(合計50分)
- お散歩、犬の散歩、仕事で歩くは忘れて、運動としてのウォーキングをしましょう。
これからは長時間歩いた自慢や、1万歩歩いてます!っていうドヤ顔も、笑いの種にされてしまうかもしれませんよ(((^-^)))
- 沢山歩いているのに、効果がない!
- これから運動を始めたい!
って、方は是非参考にしてみて下さい。
お電話ありがとうございます、
きりん接骨院でございます。