腰椎椎間板ヘルニア
全く座れない (施術前)
治療経過 (一月後)
※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。
腰椎椎間板ヘルニア2
全く座れない (施術前)
施術経過 (1月後)
※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。
座れない生活の始まり
患者さん談
『痛いのは筋肉がないから。』
『ヘルニアが酷すぎて、手術で除去するしか方法がない。』
といわれ続けるも、痛くて辛いし、到底運動(筋トレ)をする気にはならなかった。
手術も絶対に嫌だった。(このときは他の治療法は思いつかず、そのうち治るとまだ思っていた。)
そんな生活は長くは続くはずもなく・・・・
とうとう、ダウンしてしまう。
気力と体力の限界である。
2018年3月1日から、会社休職。
東京の一人暮らしの家を引き払い、実家の杉戸町に舞い戻る。
杉戸でのプー太郎生活の始まり。
もちろん食事は立って行い、一日のほぼ全部の時間を寝転んで過ごす。
杉戸周辺の大きな病院Hにて、再度腰椎椎間板ヘルニアにて手術を勧められる。
手術を断ると、痛み止めを出され、それ以外の治療は無かった。。
もちろん次第に体力は落ちていった。
見た目は至って健康なこのような慢性疾患患者は、精神的にもよく追い詰められることがある。
『凄く辛いけど、家族は早く働けという雰囲気を出す。』
『近所の人の目が凄く気になる。』
『働き盛りの自分が、働けないから、ダメな人間になってしまったように思う。』
『会社に申し訳ない。』
きりん接骨院に最初に来た頃によくこの患者さんが口にしていた事である。
もうこうなると、『うつ病寸前』である。
きりん接骨院に定期的に通って下さっている患者様N様と、この患者様の母親が友達でN様からご紹介を受け、
全く信用してない感じで、当院に来て下さいました。
2018年5月1日でした。
(発症から1年8ヶ月経っています)
その1ヶ月くらい前、Nさんから、『座れなくて痛いって言う人がいるけど、治るかい?』
って言われたときに、まぁ大丈夫だと思いますよって応えたのを、若干後悔しました。
だって、お会いしたら凄く酷かったんですもん。
腰は曲がり、待合室にも座っていられない。
ネガティブ発言連発。さらに話し出したら止まらない。
整体等の経験がほぼ無いから、信用してない感じ。
ほとんど寝てるから、足の筋肉はテロンテロン。。
半年以上座ってないって・・・・って感じですよ。
でもね、この患者様が良かったのは、治りたいって心の底から思ってくれたことですよ。
お前(きりん)の言うとおりにやってやるよ!って感じ。
もう、八方塞がりだったんでしょうね。
3つの大きな病院で手術のみしか治らないと言われ、何故か絶対に手術したくなかった訳ですから。
2018年5月1日 二人三脚の治療が始まります。
基本的に初期段階では、ワタクシ患者さんに何かやらせることはしないんですが、この患者様の精神状態を考え、散歩しているっていうのは制限しませんでした。(1時間もしてるって言ってたんですけど・・・)
気分転換必要ですもんね。
筋トレしたい!!
筋トレしないと歩けなくなる!!!
って、おっしゃってましたが、全力で止めさせましたよ。
きりん接骨院では、背骨ゆるゆる治療がメインです。
でも、この人にはマッサージの治療もやりました。
ワタクシ、昔から本当に疑問に思っているんです。
『神経が痛む(しびれる)。』
『神経が痛み(痺れ)を作る。』
と、いう医学界の常識について。
ワタクシの修行時代はカンファレンスで神様のお医者様がはっきり言ってましたよ。
『痺れは治らない。』って。
勉強会に講師で招かれた天下の理学療法士さんが、ドヤ顔で言ってましたよ。
『痺れなんか治らないから、他のところを改善してQOLを実現しろよ!無駄なことすんな!』ってね。
今でも鮮明にこのときの事を覚えていますよ。
愕然としましたから。
この人たちは何の為に仕事してるんだろうって。。
じゃあ、『神経の痛み』や『痺れ』でリハビリ回すなよ!!
痺れや痛みの改善したって言う患者の意見は幻ですか??
カルテに書いてるでしょ。
いつも、カルテ見ろって言うじゃん。
自分見てるの・・・?って、思っていました。
すいません、愚痴です。。
痺れや神経的な痛みと言われた患者様で印象的だったのは、
頚椎椎間板ヘルニアにて、右腕全部の痺れで来院された患者様に治療をしているときに(座って首マッサージ)、
『あっ!そこそこ!!』
『痺れ、取れてきた。取れてきた。』
『もう少しやって。あっ、無くなった。』
って言われた時です。
本当に神経が原因なのか・・・・。
神経とは感覚組織(感覚を感じ、伝えるだけの組織)のはずなのに、そこが痛みを出す・・・?
筋肉触っただけで、痺れ取れたのに・・・・
って思い、沢山勉強したのは良い思い出です。(ちなみにワタクシは痺れも痛みの1種だと思っています。)
しかしながら、腰痛治療において『話がすり替わる事件』はよく起こる事だと思っています。
患者 『腰が痛いです。足に痺れ(痛み)があります。』
病院 『ヘルニアですね~。ヘルニアの治療しましょう。』
患者 『腰が痛いです。足も痛いです。』
病院 『ヘルニアが治れば大丈夫ですよ~。はい、ヘルニア治りました~。』
患者 『腰が痛いです。足も痛いです。』
病院 『ヘルニア治りましたから大丈夫ですよ~。神経の修復には時間が掛かりますからね~。』
患者 『やっぱりまだ痛いです。』
病院 『大丈夫ですよ~、ヘルニアは再発してませんよ~(再発率4~15%)』
患者 『腰と足が痛いです~。。』
病院 『じゃぁ、痛み止めとビタミン剤(痺れの薬)出しときますね~。』
患者は腰が痛いのが治れば、ヘルニアがあっても良い訳ですが、
病院は何故かヘルニアにこだわる訳です。
40代患者様の治療では、もちろん背骨ゆるゆる調整も毎回しました。
ですが、お尻(坐骨)が痛いという患者様の主訴を聞いて、まずお尻(坐骨)に付着する筋肉の状態を触って確かめました。
足の筋肉はテロンテロンでしたが、お尻(坐骨)に付着する一部の筋肉だけはカチンコチンの状態だったのです。
全身の骨格を調整し、緊張を解き、自然治癒力を促進させる為、背骨ゆるゆる調整を行い、その後該当する筋肉をマッサージしました。
マッサージ・・・・・・
最近、悪い治療のように言われているのが悲しいです。
筋肉を壊すだの、効果が無いだの、根本解決にならないだの、持続性が無いだの・・・・・。
酷い言われ様です。
本当にそうなんですかね。。
ワタクシは、そう思いませんよ。
マッサージ師さんにも失礼ですよね。
色んな治療法があっていいじゃないですか。
現に上記患者様は、骨格の調整とマッサージ治療で早期に改善したんですから。
合う合わないが必ずありますから、皆様も色々と試した方がいいですよ。
実際、一番の根本解決は、患者さんの生活態度の転換ですよ。
術者がどうこうできる問題ではありません。
ちなみに、この患者様は痛かったと思いますよ。
最初数回のマッサージは。
でも、ワタクシは腰でなく足が悪いということを認識してもらいたかったんです。
ヘルニアの呪縛を取り除きたかった。
だから、マッサージの治療を併用してやったんです。
治療したその夜に凄く痛くなったって言われることもありました(2回くらい)。
当たり前ですよね。
悪いところを触っているんですから。
患者さんは症状が強くなると、術者が悪いと思います。
実際に見当違いのことをして、悪くすることもあるでしょう。
でも、ワタクシはいつも思うんです。
好転反応(施術後調子悪くなる)があった場合。
悪いところがハッキリしたな、と。
良かったじゃないか!!と。
良くなるか、ならないか・・・・・
治療家の熱意、技術、経験もそうですが、一番大切なのは患者様の熱意です。
人任せにするのではなく、自分で状況を打破しようとする行動力と熱意がとても大切だと思います。
さらに、大切なことがあります。
では、また続きます。
お電話ありがとうございます、
きりん接骨院でございます。